銘茶の産地・静岡市「本山地区」の製茶メーカー
佐藤園は、東京から西へ約150キロの静岡県静岡市本山(ほんやま)地区に、自社茶園と工場を保有しています。
この地は、およそ800年前に、中国に渡った僧侶、聖一国師が茶種を持ち帰り、植えたという静岡茶発祥の地とされています。
また、この地はダージリンやアッサムなどの世界の銘茶産地と同様に
1. 標高が高い山間にある。
2. 朝夕の寒暖差が大きい。
3. 美しい川が流れ、霧がかかる。
という茶栽培に最適な環境が整っています。
お茶はストレスがかかるほどに、アミノ酸などの養分を樹内に蓄積するため、厳しい環境下では、とくに「香り」の高い茶葉が収穫できます。
それは、本山が古くは徳川家康公への献上茶として、現代では日本で最も権威のある緑茶コンテストの全国茶品評会において、味、香り、色のすべてにおいて日本一の茶産地として選ばれたことでも証明されています。
一軒の「茶農家」の想いが生み出した、
生産・販売・開発の一貫体制
佐藤園の創業者・佐藤松一は、本山茶を育てる農家をしていました。
一般的にお茶の製造は分業で、茶葉は収穫されたら、栽培者の手をはなれて、「お茶加工業者」「茶問屋」に引き渡され、お茶に加工されますが、「私たち栽培者が本当に味わってほしい本山茶の味をお届けしたい。」思いから、茶業界では極めてまれな「製造直売」をはじめました。
栽培から収穫、製茶、仕上げ、販売まですべて手がける「メーカー」だから、しっかり育てたよい茶葉を、いちばんよい状態で収穫、加工し、お客様にお届けすることができます。
「お茶を心からおいしいと思っていただきたい。」
それが、創業以来変わらない、私たちの願いです。
茶業界では極めて稀な、栽培から最終加工、製品化までの一貫生産体制を構築。
自営茶園から時間をおかずに生葉の加工を行い、品質の絶対的保持と工程内検査の徹底により製品の信頼性確保を図っています。
日常に添うものだから、安全で安心なお茶を
おいしさだけでなく、安心・安全も、私たちがたいせつにしている品質です。
佐藤園食薬研究所では、茶園の肥料の設計、土質の管理を行い、さらに出荷するすべての茶葉に、最新の分析機器を用いて、
放射能検査、残留農薬検査を行って、みなさまにお届けする商品の安全性をお約束いたします。
香り豊かな「芯蒸し茶」と
「最高の健康飲料“茶”」を用いた製品のご提供
茶畑でうまれた美味しさをそのまま閉じこめて出荷
「もっと、おいしいお茶を。」「ああおいしいというお客様の笑顔を。」
ただ、それだけを、私たちは求めてきました。これからもわたしたちのお茶は、まだまだおいしくなります。
「香り高く味わい深いお茶をつくっていきたい。」
この願いを支えにして、お客様によろこんでいただけるお茶づくりをしていきます。